MT.ELGON PEABERRY Region

Mt.エルゴンピーベリー地域
ステータス

Mt.Elgon Peaberry Region

(Mt.エルゴンピーベリー地域)

地域

Easten Uganda, Mt.Elgon Region

(ウガンダ東部、エルゴン山地域)

品種

SL14, SL28

アラビカ種

風味

Chocolate, Berry, Moca

(チョコレート、ベリー、モカ)

契約農家数

6591農家

Mbale

(ムバレ県)

標高

1800m

栽培方法

Organic(Ceres)

(有機肥料、無農薬、無除草剤)

加工方法

Fully-washed Arabica

(フルウォッシュド)

Rock of the Nature

東アフリカに位置するウガンダ共和国。

そのウガンダの中でも、さらに東に位置するのがエルゴン山だ。


エルゴン山は、東アフリカで最も古い火山の一つ。

現地の言葉では、マサバとも呼ばれている。

ここもまたコーヒーの生産地だ。


私たちは、コーヒーが栽培されているところへ向かうため、山の中、坂道を車でひたすら上る。


見えてきたのは、岩の道。

両端に岩が切り立っており、その間を車や人が行き来している。


なんだここはと思っていると、

「神様が通るために作った道」

そう現地では言い伝えられているようだ。

Let's moving

農家に7人で訪問。畑を見させてもらう。

日差しは強いが、空気が澄んでいた。


コーヒーの加工場は、町への距離や道のりが厳しいため、

農家が集まる地域の近くにある。


農家は収穫物を工場まで持っていき、加工してもらい、

そして町の輸出業者がコーヒーを世界へ届けていく。

Place of the Processing

農家を回る途中、加工場にも寄ってみた。


コーヒーは水洗し、発酵させ精製した後、こうして天日で干して乾燥させる。

すると、ウガンダの日差しを存分に浴びたコーヒー豆ができあがる。


乾燥させつつ、良い豆、悪い豆の選定を手作業ですべて行う。

毎年、様々な環境下で、色々な豆が育てられていく。

同じコーヒーではあるが、その豆たちは、全部一点ものだ。


植える。育てる。収穫する。精製する。乾燥する。出荷する。

たくさんの人が丹精込めて作業をし、コーヒー豆を世界へ届けていく。

To be a Farmer

案内してくれた農家の一人が、自慢の畑を私たちに見せてくれた。


なんといっても手入れ、管理が大変な農作業。

彼も有機栽培の認証を受けた農家のため、その管理はすべて手作業。

なかでも、除草は骨の折れる仕事だ。


しかし、日々の畑仕事は彼の生きがいでもある。

毎日畑にきて、成長を見ることが楽しみ。そう話してくれた。


彼に昔は何になりたかったのかと聞いてみる。

「父の背中を見ていたから、自分も農家になりたかった」。そう返す。


小さいころから一緒に畑仕事をし、栽培や出荷方法を学んだ。

今では父親もびっくりするぐらいの管理とアプローチで日々の畑仕事を楽しんでいる。

Happy with Sugarcane

畑を見終えた後、彼の子供たちにも会った。


お土産として持ってきたサトウキビを渡す。

子供たちは勢いよく、サトウキビの節間を数え、何等分できるか考え始めた。


飴やチョコレートなどはスイーティ(甘いもの)と呼ばれ、子供たちに人気。

サトウキビもその一つ。天然の砂糖菓子だ。学校帰りに噛みながら帰る子供がたくさんいる。


素直な反応にこちらも自然と笑顔がこぼれてくる。

Along with the River

コーヒーをめぐっていると色々な表情をした小川に出会う。

川の勢いや、幅、周りの緑の風景など、それぞれ違う。

木でできた橋もあれば、しっかりと鉄筋で作られた橋もある。

幅が大きすぎる川は、橋ではなく、公共の船を使って、車ごと移動する。


コーヒー一つにしても、コーヒー以外の多くのことを知るきっかけになる。

毎日、新しい発見だらけ。

そんな発見を届けるため、一行はまだまだ移動する。

Farmland with Little Angel

さらに農家を訪問。

山の上のとても心地よい場所で、牛が私たちを出迎えてくれた。


そこには学校が長期休みで戻ってきた子供たち、そして3歳ぐらいの子供がいた。

彼女の名前はダリンという。

小さな少女はオリバという。

小さいうちは、首都より、おばあちゃんと一緒に、自然の中で暮らしたほうが良いと、ここに住むようになった。


朝は飼っている鶏よりも早く起きて、おばあちゃんを起こす。

そして、毎日畑仕事を手伝う。


「早く畑に行こうよ。牛さんやヤギさんにご飯をあげないと」


農作業用に買ってもらった長靴を履いて出発だ。

Goats welcome us

ダリンの案内で畑へ向かうと、ヤギ君が出迎えてくれた。

手作りの囲いから、食事中と思われる姿が見える。


美味しそうに草をむしゃむしゃ食べながら、時折、こちらを見ては、誰かなと話しかけるような素振りを見せる。


日本から来たよ。宜しくね。そう挨拶してみる。


ヤギ君は変わらず美味しそうな音を立てながら草を食べている。

草はそんなに美味しいのかと聞いてみたい。


ダリンはヤギ君にご飯をあげる。

そしてさらに私たちを案内してくれる。

A moment of Happy

ダリンの案内により、コーヒーの木が植わっているところへ到着した。

コーヒーの木はやはりたくさんある。200本ぐらいだろうか。


山の上にはさらに岩山がある。

下からはその先が見えない。

どのようになっているか見たいが、今回は天候が悪くなりそうな雲行きでゆっくりはできない。


畑を除草したり、剪定したりする。

ダリンももちろん除草を手伝う。働き者だ。


日常生活について色々と話を聞く。

おばあちゃんは孫を溺愛。

ダリンに起こされて畑に行くのが、いつも楽しみで仕方ないという。


「すごい好奇心旺盛で何でもやりたがるの」

そんなは自慢の孫だ。

「すごい好奇心旺盛でなんでもやりたがるの」

そんなダリンは自慢の孫だ。

Trying anything

ダリンはいろんなことに興味を示す。

コーヒー畑から帰る途中に「ブタさんにも会ってよ」と言う。


ブタさんにご飯をあげ、次に牛さんのところへ。

やはり牛は大きい。またまた手作りの囲いの中から私たちを迎えてくれる。


ダリンは積極的に牛さんにご飯をあげる。

牛さんがご飯を口にするところから、飲み込むところまでじっと見つめる。

不思議でいっぱいなのだろう。

私たちも間近でゆっくり見ることがないため、つられて一緒に見てしまう。


新しいことがたくさん。オリバはいつもいろんなことにトライしている。発見の毎日だ。


人生でも日々色々なことが起こる。

何でもないと思うようなことでも、新しいことはたくさんあるはず。

コーヒーを飲みながらそんな日常に思いを馳せるのも、贅沢なひと時である。

Happy life and happy time

コーヒー畑の所有者がこの二人。

小さいころからのご近所さんだ。


昔から、二人とも学校の時間を除いて、朝晩、農作業をしていた。

その間、畑で顔を合わせ、挨拶を交わし、話す機会が多かったという。


そんな日々が続き、大人になり、村のダンスパーティーで意気投合。

親の紹介で結婚するカップルが多い中、幼なじみ同士で結婚した。

今でもラブラブだ。


お父さんは少しシャイ。

お母さんは話し好き。


どちらも自然体で、雰囲気がいい。

こちらまで幸せな気分になってくる。


二人とも両親が農家で、自分たちも同じように農家を営んでいきたいと思い、今に至るそうだ。

Where we are

この岩のように自然には圧倒されるばかりである。

コーヒーの木、そこから採れる実。そして加工して得られる豆。

さらに火にかけコーヒーという飲み物にする。

コーヒーの豆はかつてはアフリカの戦士が戦いの前などに食し、闘志を燃やしたという。

ウガンダでも笹の葉のようなものにコーヒー豆が包まれ路肩で売られている。

たまに乗り合いバスの中でそれを食べる人を見る。

作物は天候に左右され、一つの事柄を整えるだけではうまく栽培することはできない。

雨も多すぎても少なすぎてもいけない。

日本でもあったようだが、ウガンダでもレインメーカーというものがいる。

最近はあまり聞かないというが、やはり雨は重要なのだ。

ほかにも豊作を祈ったり、収穫祭をしたりと日本にもあるようなことがウガンダでも行われている。

岩の側面には水が流れる。

どこから来ているのだろう。

自然と共に育ったコーヒ―や農作物、そしてそれを育てた農家や取り巻く人々、飲む人など、

お互いがお互いに感謝したいものである。