SIPI FALLS Region

シピフォールズ地域
ステータス

Sipi Falls Region

(シピフォールズ地域)

地域

Easten Uganda, Mt.Elgon Region

(ウガンダ東部、エルゴン山地域)

品種

SL14, SL28

アラビカ種

風味

Citrus & Caramel

(シトラス、キャラメル)

契約農家

6,591 農家

Kapkyoruwa, Mbale

(カプチョルワ、ムバレ)

標高

1200m-2000m

土質

Hard Volcanic

(火山灰気質)

栽培方法

Organic(Ceres)

(有機栽培、無農薬、無除草剤、有機質肥料)

加工方法

Fully-washed Arabica

(フルウォッシュド)

Sipi Falls

コーヒーを探して、東アフリカに位置するウガンダ共和国の東部へ向かう。

目的地へは夜の移動となった。


車で坂道を上っていく。

その日はちょうど新月で、空を見ると星たちがキラキラ輝いていた。


日の出と共に、夜には見えなかった風景が姿を現す。

滝の方へ向かおうとすると、いくつかの細かい滝がところどころに見えてくる。


虹と共に、シピ滝が私たちを迎えてくれた。


シピ滝はカプチョルワという地域にあり、その先を進むとケニアへ続いている。

山間ということもあり、西部の赤道付近と異なり、なかなか寒い。

朝方は霧靄に包まれ、静かで澄んだ空気を吸うことができた。

Fertile Land

シピ滝と共にコーヒーが育つ。

シピ滝周辺には、アラビカコーヒーを栽培している農家が多い。


今回訪れた農家もその一人。

自慢の土を見せてくれた。

有機栽培のため有機肥料を使っていて、土がなんとも良い色をしている。


ウガンダは有機質の土地が多いとされている。

土自体が枯れておらず、雨量も適度にあるため、肥沃な土が保たれているのだ。


コーヒーは直射日光が苦手で、日差しの強さは40%程度が良いらしい。

そのため、バナナや背の高い木の下に一緒に植えられている。

Proud of the Tree

土のあとは、自慢の畑を見せてくれた。


今期はこんなに採れるぞ、と収穫が待ち遠しいという表情をしながら、説明してくれる。


彼は、この地域に住む農家。

ひいおじいさんより前の代から、コーヒーを栽培しているそうだ。


現在は、コーヒー輸出会社と連携して、より生産性を高め、より品質の良いものを作るよう努めている。

様々なことを学び、今ではこの村のコーヒー栽培を指導するリーダーだ。


奥さんと二人での農作業。

学校が休みのときは子供にも手伝ってもらう。


畑からは、楽しい会話や笑い声が聞こえてくる。

過去のことを思い出しながら話したり、子供のことについて語ったり。

時には子供がふざけたりして、笑いを作る。


コーヒー栽培をしているときが、やはり楽しいと言う。

家族と時間を過ごせるし、いろんな話を共有できるからだ。

Elephant and Chameleon

畑には花もあった。

なかなか畑に花が咲いている光景は見ないため、驚く。


この花を見ると、気分転換になるんだと言う。

どこへ行っても、花は癒しを与えてくれるようだ。


夜には火を焚き、お母さんがご飯を作っている間、お父さんと子供たちは火を囲み話をする。


例えば、「カメレオンと象」。

象と競争することになった、カメレオン。

しかし、どう考えても勝てない。そこで、カメレオンは象に言う。

「先に行ってくれよ、おれは象くんがゴールするのが見たい」。

「わかった」と先に象がスタート。すると、カメレオンは象のしっぽに飛び乗る。

ゴール間際になると、カメレオンは象のしっぽから飛び降り、象よりも先にゴールした。


この話の教訓は、「賢くあれ」。

一見出し抜いているように見えるが、

宗教を通じて、善と悪について学んでいる子供たちはそう解釈しない。

何が善で何が悪か、教え込まれているからだ。


将来どうするかも食事のときの話題の一つだ。

サッカー選手や医者、弁護士、車の整備士など、子供たちの夢も様々。

親はそれを応援し、夢を語り合いながら、食卓を囲み笑いと共に夜を過ごす。

Chicken and Coffee and etc...

続いて迎えてくれたのが、庭で鶏を飼っているコーヒー農家。

鶏は放し飼いになっていたり、囲われていたり様々である。

コーヒーの実やお米、トウモロコシを乾かしたもののおこぼれを食べている。


ウガンダでは、鶏やヤギ、牛などがいる。それらがおこぼれを食べ、栄養として蓄える。

すべてにロスがないように感じられる。


有機栽培において大変なのは除草作業である。

すべて手作業で、かつコーヒーの木が何百本もあると、その作業は終わりが見えない。

しかし、農家は日々、畑へ行くことに喜びを感じ、働くことにさえも喜びを感じている。

やはり農家の喜びは、育てている作物が元気に育つことである。

Expading Coffee Cultivation

今期の収穫が見込める畑と同時に見せてくれたのが、新しく広げたコーヒー栽培の土地。

百本増やしたと言う。


コーヒーから得た収入でさらに土地を借り、コーヒー栽培を拡大する。

たくさんの木を植えるんだと笑顔で話してくれた。


品質も良く、さらに喜びを分かちあえるよう、コーヒーを飲む人の笑顔も見せてあげたい。

同時に、彼らの笑顔もコーヒーを飲む人へ届けたい。


消費者の笑顔を彼らはどのように感じるだろうか。

コーヒーを飲む人、栽培する人、どちらも笑顔になる。

そんな繋がりを世の中と共に創れたらと思う。

It grows naturally

コーヒーの木は種から苗になり、畑へ移し替え、管理する。

しかし、自然に育つものでもあるから、自生もする。

コーヒーの実が土に落ち、種が出て、いつのまにか地面にコーヒーの芽が出ているのだ。


もちろんすべて自生に頼っていては、生えるかわからないため、木の間隔など管理が必要だ。

しかし、管理しなくても生えてくるほど、コーヒー栽培に適した気候であり、土地なのである。


芽は何年もかけて大きくなり、実をつけて、

将来、私たちに最高のコーヒーを届けてくれるだろう。

A lot of Coffee Cheery

たくさんの実でいっぱい。

今期の収穫は大量だ。

これらがさらに成熟すると、赤い実がコーヒーの木を彩る。

Coffee with Falls

コーヒーの木やその他の作物の畑があるところを通り、滝へと向かう。


雨が降ると足場は悪く、滑りやすい。

しかし、現地の人は壊れたサンダルを履いていても滑らない。

なにが違うのだろうと思うが、私たちの歩き方は改善されず、滑りそうになりながら歩く。


コーヒーの木を横目に滝を眺める。

大きな滝の横には小さな滝があり、さらに上にも滝がある。

Ladder of Tree

傾斜の急な坂道を降りて、滝を目指す。

急すぎて降りられないところは、木で作られたはしごを使う。


このはしごは壊れないだろうか。

そう不安に思いながら降り始めると、意外にしっかりとした木で、作りも頑丈だった。


滝へ行くとき、「滑るだろうから」と落ちている木の枝で、杖を作ってくれた。

使い終わったあとはどうするのだろう、と思ったら、そのままポイと自然に戻す。

現地の人たちに杖は必要ないらしい。


自然に生かされ、自然へと還す。

自然と共存するウガンダの人々の生き方だ。

Murmuring of Small Stream

小川のせせらぎを聞きながら、日本を思い出させてくれる苔と水の場所へ。


大きな滝から、さらに上の滝を目指す。

坂道を上り、木々の影を通り、小川を通過する。


その先には静かで神秘的な場所がある。

近くには家もあり、子供は遊びがてら歩き回っている。

Cave

滝の裏側に姿を現す、洞窟。

シピ滝周辺には、洞窟がちらほらある。


昔は民族が移動したときに、洞窟に隠れたりしていたと言う。

そのため、子供は洞窟は危険だから近寄らないよう親から言いつけられている。


滝の裏からは、表からでは見えない、また違った風景が見える。

新しい世界に、想像力が駆り立てられた。

Crystal

地元の人が洞窟で取れたクリスタルを持ってきてくれた。

そこには、色々なクリスタルがあった。様々な輝きを見せる石はなんとも神秘的だ。

どうしてこのような美しい色がつき、輝きを放つのか。


コーヒーの木も自然のサイクルと共に日々農家と育つ。

農家が丹精込めて手入れしてくれたコーヒーが、クリスタルのように輝きを放つよう…

皆様の元へ届けられるように…