WEST RIFT VALLEY Region

ウェストリフトバレー地域
ステータス

West Rift Valley 地域

(ウェストリフトバレー地域)

地域

North Western Uganda, Nebbi and Zombo Region

(ウガンダ北西部、ネビ、ゾンボ地域)

品種

SL14, Catimor

アラビカ種

風味

Floral tinge, Spice & chocolate

(フローラル、スパイス、チョコレート)

契約農家

5,133 農家

Nebbi

(ネビ)

標高

1450m-1800m

土質

Soft Volcanic

(火山灰気質)

栽培方法

Organic(Ceres)

(有機栽培、無農薬、無除草剤、有機質肥料)

加工方法

Fully-washed Arabica

(フルウォッシュド)

Voyage

コーヒーははるか昔から飲まれ、

現在では嗜好品として人々の生活のスパイスになっている。


その生産国の一つが、東アフリカに位置するウガンダ共和国だ。


ウガンダの北西部には、アルバート湖がある。

そこには、ナイルパーチと呼ばれる淡水魚がたくさん獲れる。

ものによっては、数人で分けて食べられるほど大きな魚だ。


アルバート湖を眺めていると、二人の子供が、手際よく小舟に乗ろうとしていた。


コーヒーに触れることは世界に触れること。

私たちもコーヒーを求めて出発しよう。

Thatched House

今回は、3人の案内人(地域担当、ジェンダー担当、技術担当)にガイドしてもらった。


車で移動していると、コーヒーの木と家が見えてくる。

この地域はすでに標高が高い。


アフリカというと茅葺屋根をイメージする人が多いかもしれない。

実際、アフリカでは、子供が大きくなると、それぞれの部屋として茅葺屋根の家を作る。

子供が多いところでは、一つの敷地に何個もの茅葺屋根の家が建てられている。


ウガンダの気候は15~25℃くらいと過ごしやすいが、日差しが強く、やはり暑い。

そこに涼しい場所を提供してくれるのがこの家だ。


家の中はひんやりとしていて、汗もすぐにひいていく。

Daily Effort

農家は日々畑に出て、それぞれの作物の状態を見て回る。


有機栽培は殺虫剤や除草剤を使わない。

だから、虫も多く出没する。すべて手作業で取り除く。

畑の木を、一本一本見せてくれた。

「今期はたくさん採れそうだ」

初めての外国人ということで顔は強張っているが、嬉しそうに話してくれる。


しっかりと管理された畑。

農家は勤勉な人が多い。


朝は日の出と共に起き、涼しいうちに農作業。

お昼頃は休憩し、また夕方から農作業。


アフリカ人は、昼間は寝ていると言われることが多いが、体力を消耗しないためにも理に適っているような気がする。


病気になったら大変だ。

村から町にある病院は遠く離れている。


そんな中、日々奮闘

良いものを作ろうと日々学び、日々挑戦している。

Fire Point

農家の日々の話を伺う。


夕方の畑仕事を終えると、ファイヤーポイントと呼ばれる石を3つ置いた場所で火を焚く。


子供たちは学校から帰宅し、お母さんは夕食の支度をする。

暗くなるまで子供たちは外で遊んだり、宿題を済ませたりする。


その後、ファイヤーポイントを囲み、夕飯までの間、その日のできごとを話す。

内容は様々だ。


どの農家に聞いても決まって返ってくるのが、将来の話。

ほかにも、お父さんは子供たちに村でのふるまい方や文化、慣習について話して聞かせる。


ウガンダでは近所の人が、地元の子供を叱るのは日常のことだ。

村でのそうした繋がりは、大人たちが子供たち対して、責任を持って接していることを表す。


日本はこうした繋がりが、薄くなりつつあると感じる。

ウガンダ人が日本人から学ぶこともあれば、日本人がウガンダ人から学ぶこともある。


日本の古き良き時代と、新しい価値を、共存させるにはどうしたら良いだろう。

Nature of the Locality

一つの山から違う山へ。

山のすぐ隣には、谷が。どうやって形成されたのか、断崖絶壁もある。


移動時、雨が降ってきた。

ぬかるんだ赤土の道路が私たちの行く手を阻(はば)む。


だが運転手は、ウガンダとコンゴの山間を車で行き来するプロ。

見事なハンドルさばきのおかげで、一般のセダンタイプの車でも、まっすぐ進む。

運転手と、彼を手配してくれた訪問先に、感謝だ。


プロの運転で、次の農家を目指す。

Exciting

農家訪問。

コーヒーを栽培している農家の、おばあちゃんとその家族に会った。

とてもエネルギッシュで、私たちを見て、エキサイティングしている。


彼女はおじいちゃんと一緒に、コーヒー栽培をしている。

昔は学校の先生もしていたらしい。


休みの日には子供たちが遊びにくる。

何が一番楽しいかと聞いたら、こうして新しい人が訪ねてきて、新しい出会いがあることだと話してくれた。


彼女は、遠くからきた私たちに樽(たる)いっぱいのマンゴーをふるまってくれた。

疲れたカラダに、果汁とさわやかな甘味が染み渡る。


子供たちにとって、マンゴーを採ることは日課だ。

木に登ったり、石を投げて当てたりして、遊びがてらマンゴーを収穫している。

Future

将来は車のエンジニア。

そう話してくれたのが、学校が休みで遊びに来ているおばあちゃんの孫たちだ。


村の子供たちはおもちゃは持ってないが、畑で走り回ったり、なわとびをしたりして遊んでいる。


一人の少年が見せてくれたのが、自ら作った車のおもちゃだ。

なんと木の枝の外皮をはぎ取り、同じ長さに切った枝を繋げ、車を作っている。


これを作れと言われたら作れるだろうか。

将来は有望だ。


そんな車を持ったお兄ちゃんの隣で恥ずかしそうに笑う弟。

弟はお兄ちゃんの姿を見て、小さめの木の車を作ったようだ。


仲良く遊んでいる姿が、微笑ましい。

Rift Valley

大地溝帯。

それは地球の溝ともいわれている。


東アフリカに走る大地の溝。

数十年後には、大地溝帯を隔てて、大陸が分断されるともいわれている。


大地溝帯は、西にある地溝帯と東にある地溝帯に分かれている。

今回のコーヒーが植えられているのは、西地溝帯に位置するところ。

コンゴの北東部と隣接しており、まだまだ外国人は珍しい。


眺める先は白ナイルとなるナイル川へ続いている。

River Nile

ナイルの源流は複数あるといわれている。

白ナイルの源流、青ナイルの源流があるからだ。

ヴィクトリア湖から流れるヴィクトリア・ナイルと、アルバート湖から流れるアルバート・ナイル、その他湖が合流して白ナイルへと続く。


ここには東部ヴィクトリア湖はじめ、様々な湖から水が集まってくる。

その流れは豪快だ。


ナイル川の西岸には渡れる橋が一つしかないという。

その橋の下を、ナイル川が勢いよく流れる。


傍らにはアフリカ猿など自然でいっぱいだ。

大自然から湧き出る水とともに育ったコーヒーについて、思いを馳せたくなる光景が広がる。